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コラム集:Linuxコマンド入門(ファイル管理篇)
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ln-ハードリンク、シンボリックリンクの作成
分類:Linux     著者:ヒロシ     更新日付:2008/12/22
 
 
説明
リンクは、一言で言えば、Windowsの「ショートカット」とよく似た機能です。
階層の深いディレクトリにあるファイルにアクセスするには,ディレクトリを移動したり,パスを指定したりする必要があります。その際に長いパス名を指定するのは面倒です。
そうしたときに便利なのが「リンク」です。仮のファイルにアクセスすることで,そのファイルの実体にアクセスしたのと同じになります。

構文
ln [ オプション ] リンク元 リンク先

オプション
-s シンボリックリンクを作成する。 
(-sを指定しないと、ハード・リンクを作成する)


ln -s /home/taro/doc/sample/dir1/test.sh /home/taro/


補足
Linuxでのファイルは,ファイルの実体とファイル名に分かれて,ファイル・システムに保存されています。実体とファイル名を結び付けるのが,「iノード」番号です。
ハード・リンクは複数のファイル名が同じiノード番号を持つことで,リンクを実現しています。
一方,シンボリック・リンクは,リンク・ファイルにリンク先のパスを保存しておくリンク方法です。
シンボリック・リンクでは,リンク先が移動/削除/名前変更されると,リンク・ファイルはデッド・リンク(リンク先のないリンク・ファイル)になってしますので、ご注意ください。
そして、シンボリック・リンクのパーミッションは,リンク先のファイルのパーミッションによって決定されます。




 
 
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